2012年度新卒の厳しい実態。。。

文部科学省が27日に公表した2012年度の学校基本調査速報によると
今春の大学卒業者のうち、非正規労働に就いた人が4万人を超えたようだ。
新卒者全体の9%弱が就職活動を続けているという厳しい実態となっている。

一方、厚生労働省の調査によると、2009年以降「過剰」が続いた事務職と管理職も
2012年2月以降は過不足がなくなっている。
過不足は人手の「不足」とみる企業の割合から「過剰」と答えた割合を引いた値(DI)で測る。
販売職やサービス食のDIは常にプラス圏内で上昇中であるが、事務職、管理職については
「過不足」はなくなったとはいえ、まだ人余りの状況。

そして企業の求めるニーズと仕事を求める人々の希望が必ずしも重なっていない状況は
新卒者の厳しい実態につながっていく。

事務・管理職以外の職種が働きやすい職場となり、また、専門的な技術を学ぶ機会、
触れる機会を増やしていくことが今後の雇用環境を改善させていくと思う。
有効な政策を期待したい。