厚生労働省は「がん対策加速化プラン」概要を公表しました。
厚生労働省は「がん対策加速化プラン」概要を公表しました。
がん検診の受診率アップを図り、がん患者さんの就労や在宅療養を支援することが柱となっています。
厚生労働省の調査では、働くがん患者さんの約3割が依願退職や解雇の経験があったとされています。医療の進歩により、がんの治療をしながらも就労を継続していくことが可能な方でも職場、周囲の理解が進まず、本意でない結果を招いている現状があります。がん患者さんが治療を続けながら継続して働くことができるようにハローワークに専門職員を配置することが盛り込まれていますので今後相談窓口が広がっていくことを期待しています。
現在、神奈川県と横浜市は、連携してがん患者さんの就労支援に積極的に取り組んでいます。
神奈川県ではがん相談窓口として、「相談支援センター」、「ピアサポート」、を設置して就労相談にあたっています。横浜市では9月25日より、横浜しごと支援センターにおいて社会保険労務士によるがん患者さんの就労相談が始まります。また、地域がん診療連携拠点病院の一部では社会保険労務士による就労相談も昨年度より始まっています。困りごと、悩み事などある患者さんに寄り添えるよう相談員が配置されていますのでぜひ利用しましょう。がんと告知されても就労継続の可能性は多様にあります。最初からあきらめてしまうことなく、ゆっくり考えましょう。
横浜市 がん患者さんの「働き続けたい」を応援します!はコチラ