労災補償の対象となる疾病の範囲、「職業病リスト」が改定されました。

労働者の業務上の事由または通勤による傷病などには労災保険制度より保険給付が受けられます。

労災補償の対象となる疾病は「職業病リスト」で定められていますが、今回21疾病が追加されました。(平成25年10月1日施行)

※職業病リストに示されていない疾病でも、業務と疾病との間に因果関係が認められる場合には、労災補償の対象となります。

別表第1の2に追加された疾病;

テレビン油にさらされる業務による皮膚疾患
ベリリウムにさらされる業務による肺がん
1,2-ジクロロプロパンにさらされる業務による胆管がん
ジクロロメタンにさらされる胆管がん

厚生労働大臣告示に追加した化学物質による症状・障害; 新たに17物質

http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/dl/131001-1.pdf

 

追加された17物質を見ると、化学物質による症状・障害が多岐にわたることがよく分かります。

化学物質が人間の体に与える影響をよく考えて生活をしていかなくてはならないですね。